奇跡は起こるか?

 2016年 J1リーグ 第2ステージ 第11節 アルビレックス新潟名古屋グランパス(0-1)
 14位対16位の試合ですから酷いものを見る事になると思っていたのですが、両チームとも若干夢を見過ぎですが、そこまで悪くないという印象を持ちました。
 確かに両チーム共、やっているサッカーはきちんとしているのです。4-3-3でパスを回すサッカーは。
 ですがアルビレックスは最も得点力の高いラファエル・シルバが全く守備をしないので、本来サイドハーフの野津田がボランチに入って守備をして、本来ボランチの小泉がサイドハーフに入るバランスの悪さが最後まで響きました。
 グランパスは押し込まれるとウイングの永井・矢野の2人が下がり過ぎて6バックになりカウンターの時に人数が足りません。
 そもそも両チーム共、本来4-4-2でカウンターをベースに攻撃を組み立てるのを得意とする選手構成なのに、パスサッカーをやろうとしているので無理が出ている状態です。
 どんなに苦しくてもグランパスの勝ちは勝ち。6試合で勝ち点差4ならば十分奇跡を起こせます。アルビレックスはあれだけFKやCKを奪って、194センチのFW指宿がいるにも関わらずゴールが無かったのはセットプレーの対策の必要性を感じます。