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2016年春アニメ感想

 ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った?
 放送2016/04〜2016/06 全12話 評価7.0(10店満点6点が及第点)
 メインヒロインを演じる声優が日高里菜だけあって、彼女がパーソナリティを務める文化放送のラジオ・エジソンで相当プッシュされていたこの作品。
 リスナーだった私は一度騙されてみてもいいか、つまらなかったら即一話切りと思い見始めたのですが、これが非常によく出来たアニメでした。
 ネットゲームで「結婚」した嫁とオフ会で会ったら、同い年で同じ学校の女の子で、だけど彼女はリアルとネットの区別の付かない残念女子だった、とハーレムラブコメの体裁を装っていますが、実はこの作品の本質は人間関係の苦しみと癒しにあると思うのです。
 ヒロインのアコは極端ですが、主要キャラ4人は多かれ少なかれ対人バリアを張っていて、会話の節々から彼らが今まで人間関係で受けてきた苦しみが垣間見れます。
 主人公の西村/ルシアンは冴えないけれど本当に真面目で真摯で、仲間が辛い事を言ったら必死に理解しようとしてくれるし受け入れてくれる。
 リアルでは自分を守りながら生きていて、自分の素を出せるのはネットゲームの仲間。一体どちらが現実なのか分かったものではありません。
 彼らは「リア充は敵!」と叫びながら彼ら自身がリア充になっているのですが、それが不快に思わないのはきちんとしたバックボーンが見えるからです。
 これだけ面白いならば、「乃木坂春香の秘密」シリーズや「ロウきゅーぶ」シリーズの様に息の長いシリーズに育って欲しいのですが、難しいでしょうね。

 

 はいふり改めハイスクール・フリード
 放送2016/04〜2016/06 全12話 評価5.0(10店満点6点が及第点)
 近年人気のジャンルである美少女+ミリタリー系作品です。
 キャラクターデザインは素晴らしい。抜群の完成度といってもよいでしょう。ですが、ストーリーが毎回首を傾げてしまうような出来でした。
 ふっと見ながら感じたのは、「これはプロジェクトX」ということです。組織が危機に陥った時に現れた救世主はエリートではなく、その組織から半ば見放された者達だった。これはもうプロジェクトXの構図そのままです。
 プロジェクトXとして見れば、各キャラクターの一見突飛な行動もほとんどが理解できるようになりました。
 ですが、問題なのは10話。この話では今まで主人公とと反りが悪かったメンバーが和解する結構重要な回がびっくりするくらい稚拙な作りでした。
 もう少しスマートに和解できればもっと高い評価を付けても良かったのですが、とにかく10話が酷い。それに尽きます。