だから、ちぐはぐ。

 キリンカップ 日本代表対ボスニア・ヘルツェゴヴィナ(1-2)
 何度も書いていますが、日本サッカーには4-3-3は合いません。
 中盤の3人でボールを回して、センターフォワードポストプレーをして、スピードのある両ウイングが突破する。ヨーロッパではこれが流行りなのでしょうけど、今の日本代表には合わない。
 今日の選手起用も相変わらずちぐはぐ。宇佐美とジャガー浅野はウイングとしては並の選手ですし、今日は改めてセンターフォワード不足を感じました。
 岡崎は現在の日本で最高のフォワードである事に異論はありません。だけど、センターフォワードとして体を張ってポストプレーをするのを専門とする選手ではない。あくまでもセカンドストライカーとして前を向いてゴールに身体ごと突っ込んでこそ真価を発揮するのですから。
 背が高くて、ポストプレーが上手くて、ヘディングで戦えて、足元とまずまずでパス回しで邪魔にならないプレイヤーなんて日本には居ないのですから、仕方がない。
 それでも得意ポジションがトップ下、もしくはセカンドストライカー(4-2-3-1の3の中央)を得意とする選手ばかりという選手構成のバランスの悪さはどうなのでしょうか。
 ボスニア・ヘルツェゴヴィナは強かった。背が高いのに、旧ユーゴらしいパス回しとしっかりとした守備組織。強い相手とやらないと課題は明確には見えませんよね。