継続は力なり

 2015年 J1リーグ チャンピオンシップ決勝第2戦 サンフレッチェ広島ガンバ大阪(1-1)
 第1戦に負けたガンバは2点差で勝たないといけないため両サイドバックが中盤の位置まで上がり総攻撃を仕掛けます。狙い通りに27分に先制点を奪います。
 ですが、2点目が取れないでいるとサンフレッチェの未来のエース浅野に同点弾を浴びてしまいます。同点にされた時点で終わりだったのですが、ガンバの采配は少しおかしかった。
 センターバック西野を外してボランチ今野がセンターバックに入るのは良いのですが、代わりに入ったのはボランチの井手口。ボランチならばトップ下の倉田が出来るのですから、もっと攻撃的な選手を入れるべきでした。
 またガンバのエース宇佐美とサンフレッチェのエース佐藤のメンタル面に違いが見れました。宇佐美は自分が決めなければいけないというプレッシャーを周りから見ても感じるくらいでした。
 ですが佐藤は自分が決めたら嬉しいけれど、自分が潰れて誰かが決めてくれればいいという気持ちだったのでしょう。この差は経験なのか、それとも別のものなのか。
 今期のJリーグは継続の強さを感じました。サンフレッチェは10年くらい続けた戦い方で優勝。ガンバやレッズ、アントラーズといった強豪チームも不調な時はありましたが、その時は「自分達のサッカー」に戻る事で切り抜けて来ました。
 Jリーグは面白いのです。だけど、なかなかその面白さが伝わらないのは初見さんには継続して見ないとわからない部分があるからなのかもしれません。