2015冬アニメ感想その1

 アニメ 幸腹グラフィティ
 放送2015/01〜2015/03 全12話 評価6.0(10点満点6点が及第点)
 中学生とは思えない豊満なボディの「りょう」と、中学生とは思えない幼児体型の「きりん」の2人がいちゃいちゃしながら食事をエロく食べる。もう本当にそれだけのアニメです。
 脚本・シリーズ構成は今まで数多くのアニメを手掛けてきた岡田麿里さん。あまり手がけた事がない日常モノを上手く調理しました。少なくとも話が前後で齟齬が出る事はありませんでした。
 全体的には製作会社がシャフトのためいわゆる、「シャフト演出」がやたらと目立ったのですが、この作品に関しては明らかに不要。
 セールスが好調ならば第2期もあるのでしょうが、ちょっと難しいかもしれません。
 
 アニメ ガンダム Gのレコンギスタ
 放送2014/10〜2015/03 全26話 評価6.0(10点満点6点が及第点)
 富野由悠季監督が久しぶりに作る完全新作ガンダムは正直、残念な作りになってしまいました。
 始めは単なる資源獲得の紛争だったのに、それが各人、各陣営の思惑を超えて大きな戦争になっていく姿はまさに今の世界情勢を反映した様な設定でしたが、この世界を描くには2クールでは足りませんでした。
 本来4クール用の脚本を無理やり2クールに変えたのですから仕方がないとはいえ、それなら2クール用に調整して欲しかったですし、どんなにスケジュールがキツくてもOPが本編シーンの使い回しなんかして欲しくなかった。
 AGEの時も書きましたが、ガンダムとは歴史です。ZもF91もターンAもSeedも発表時と現在では評価かなり違います。Gレコも10年後には今とは違う再評価を受けているのでしょう。歴史の審判を待つことにします。
 
 アニメ アルドノア・ゼロ second season
 放送2015/01〜2015/03 全12話 評価7.0(10点満点6点が及第点)
 アルドノア・ゼロの後半はロボットアニメの体裁を装った三角関係ものになりました。
 アセイラム姫を想うために変わらなかった伊奈帆と変わってしまったスレイン。二人の乗機がわかりやすくそれを表します。旧型の機体をツギハギしながら最後まで戦った伊奈帆、一期では輸送機兼戦闘機に乗っていたのに、二期ではアルドノアドライブを搭載して一騎当千の力を持った機体で戦うスレイン。
 結局、この二人の対比をいかに見せるか、なのですが、やはりロボット周りが一期より遥かに雑になり、火星騎士がますますバカになってしまいましたのは残念です。
 最後に。このアニメの製作会社が月に600時間働かせる事で有名なブラック企業A-1 Picturesだった事は明記しなければいけません。好きな会社だったのですけどね。A-1。