中位勢にはビックチャンスの今季の天皇杯

 第94回天皇杯 4回戦 FC東京清水エスパルス(1-2)

 両チームとも代表や怪我人が多く大幅にレギュラーが変わる中の試合。しかしエスパルスの方が怪我人の度合いが酷く、リーグ戦の状態もあり、FC東京有利だと思いましたが、これだからサッカーはわからない。

 エスパルスはシステムを5-3-2に変えてFC東京の攻撃を必死に耐えてカウンター攻撃に活路を見出します。今季のFC東京のウイークポイントであるサイドバックへのマークが甘い所を利用して対角線状のサイドチェンジをバンバン通して、最後は大前のドリブルシュートに望みを託す形で先制。

 FC東京は最後まで上手く対応出来ずにエスパルスの2ゴールで敗北なのですが、武藤が代表で居ないためスペースランが少なく足元ばかりでパスを回して、エスパルスの5バックにことごとくカットされているのに変化を付けられなかったのは大問題。

 今年の天皇杯は既に浦和・川崎・鹿島・FC東京とリーグの上位陣が敗退しています。中位勢にはビックチャンスな大会になりましたね。