ナビスコカップ決勝2013

 2013年 Jリーグヤマザキナビスコカップ決勝 浦和レッズ柏レイソル(0-1)
 久しぶりのレインゲームのナビスコ決勝。
 今年は両クラブとも一時代の低迷を乗り越えて、新時代を迎えつつあるレッズとレイソルの試合に。
 しかし、レイソルACLを真面目に戦いベスト4にまで行った影響もあり、主力選手が怪我人だらけ。更には出場停止選手が重なり、ボロボロの布陣でスタート。
 試合は、事前の予想通りレイソルとレッズが同じフォーメーションの「ミラーゲーム」となりました。
 お互いにチャンスを作れない中、前半ロスタイムにはジョルジ・ワグネルのサイドチェンジからの藤田のクロスに工藤がヘディングで決めてレイソルが先制。
 そうなると後半はレイソルペース。ボールをキープして攻撃をしかけるのはレッズですが、全員が守備に戻ったレイソルを崩すことはやはり難しい。
 得意の楔のパスもサイドチェンジもしっかり封じられてしまうと「プランB」や「オプション」に乏しい浦和レッズは打開策がありません。というより最後まで柏のネルシーニョ監督の手のひらで踊らされてしまった印象があります。
 派手なゴール前のシーンが少ない変わりに中盤での潰しや読み合いが光る通好みのゲームでした。しかし、お互いがヒートアップし過ぎてカードの多い試合になったのは、主審のジャッジは妥当だっただけに残念です。