二本見るのはキツかったけど悔いなし

 映画 劇場版 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない
 評価8.5(10点満点6点が及第点)
 2011年に大人気を博したシリーズの劇場版。総集編と思いきや、半分は新作でした。
 彼らの苦しみだった心の中のめんまを成仏させて最高の想い出に変えた超平和バスターズの笑顔が全てを物語る凄さ。
 あんまり言葉を費やしても駄目ですよね。この作品に対しては。
 ただ、あの花初心者には若干説明不足なので、あらかじめテレビシリーズを見てから映画に望むべきだと思います。


 小鳥遊六花・改 映画版中二病でも恋がしたい!
 評価7.5(10点満点6点が及第点)
 こちらは2012年に好評を博したシリーズの映画版。2014年から始まる第二期の予習版の装いでした。
 総集編としては悪くはなかったのですが、六花が何故中二病になったのか、という一番大事なテレビ12話をカットしてしまったのは大きなマイナス。
 ただ、テレビシリーズの放送中、「六花が中二病になったのは父親の急死ではない」と監督がアニメ雑誌のインタビューで答えていたのを改めて見直すとその通りと感じれたのは良かった。
 六花が欲しかったのは「父親が死んだショックを受け止めてくれる相手」なのですから。母親と姉に愛想を尽かされた(と六花は感じていたのだが実際は違った)彼女が、勇太は受け止めてくれると確信した実家帰省編以降は六花の瞳は中二病ではなく恋する乙女以外の何者でもなかったのですし。
 「これは新たなる戦いのプロローグでもあった…。」という作品紹介は伊達ではなかった。もう第二期は修羅場の予感しかしません。
 主演の内田真礼赤崎千夏上坂すみれの3人はこの一年、次々と仕事が来ていつの間にか人気声優の仲間入り。
 今後、「ああ、そんな声優いましたね…」と言いたくないから、是非、第二期には成功してもらいたいといけません。
 中二病初心者には若干説明不足なので(以下略)。