基本に戻ろう

 サッカー国際親善試合 日本代表対グアテマラ代表(3-0)
 メンバーを変えながら試行錯誤を繰り返すザッケローニ監督。しかし今日の試合はグアテマラが精彩を欠いて、テストらしいテストにならなかったのが残念です。
 攻撃に関して気になったのは、敵陣の深い位置(アタッキングサードと言われる)でのサイドチェンジの少なさ。
 例えば右サイドで3〜4人がパス交換しながら突破を図る場面。敵陣には既に人数が揃っており崩すのは難しい時に、何故か日本代表は狭いスペースでのパス回しにこだわってしまいます。
 ロングパスで右サイドから左サイドに一発で繋ぐことが可能な選手は日本にはいません。しかし、それならばボランチの遠藤を通してサイドチェンジすることは可能なはずなのに、簡単に吉田・森重のセンターバックまで戻してしまいます。
 懸念の守備については今日の内容では判断できないでしょう。ピンチらしいピンチはありませんでした。ただ危ないミスはいくつかありましたが。
 チームが苦しい時には一度サッカー戦術の原点に戻りましょう。「コンパクト」「スリーライン」「トライアングル」。20年以上前に日本代表監督だったオフト氏の言っていた「当たり前」を見直す必要があります。