大宮の充実感が異常

 2013年 J1リーグ 第6節 セレッソ大阪大宮アルディージャ(1-2)
 結論から言えば、この試合に勝って大宮は去年から17戦負けなしで、無敗記録タイに並びました。この試合で見れたのは大宮の充実感です。
 前半1分に幸運なロングシュートから先制すると協力なブロック守備と奪ってからのカウンター攻撃が冴えに冴えました。鋭いパスで攻撃を牽引するゲームメイカーは居ませんが、全員のボールを奪う・奪ったら早く攻める意識が素晴らしい。
 セレッソも決して負けていませんでした。前半ロスタイムに柿谷のゴールで追い付くのですが、それまでもいい攻撃を続けていたのです。でも、FWのエジノが大ブレーキ。我慢して起用を続けていますが、夏場くらいまで合わないかもしれません。
 後半は前半とは変わり打ち合いに。楽しくみていたら、大宮のセンターバック高橋がファウルによる警告、審判への異議による退場で流れは一変。納得いかない高橋はペットボトルを蹴る仕草。これで2試合出場停止になるでしょう。正直に言って愚かな行為でした。
 大宮は一人少ない中、ブロック守備を再構築。攻めるセレッソに何度もカウンターを浴びせ、最後はズラタンのスーパーシュートで勝ち越し。
 退場の時点では、「今年の大宮も残留争いか」と感じていたのですが、まさかの夢の延長。何が起こるかわからない。だからJリーグは面白い。