浦和は編成の失敗を監督に押し付け

 2012年 J1リーグ 第15節 浦和レッズベガルタ仙台(0-0)
 本来ならばレッズが攻めてベガルタが守る構図になるはずだったこの試合。しかし、蓋を開けてみればベガルタがボールキープしてレッズがカウンターを狙う形に。
 ベガルタは効果的な攻めで浦和を自陣で5-2-3で守備に回すシーンが多かったのですが、最後は2トップのウィルソンの出場停止と赤嶺の怪我が響きました。柳沢と中原は若干タイプが似通っているため、始めからスピード系の武藤出しても良かったのでは。
 浦和は試合運びより編成の下手さが見えました。1トップ原口、交代で田中達はどう考えてもミスマッチ。もう少し、前線でキープできれば攻守共に上手く行くはずなのに。というより外国人選手のスピラノビッチ・ポポ・デポストビッチがほとんど試合に出ていないのは致命的。
 レッズが優勝するためには移籍市場で得点力の高いセンターフォワードを獲得しないと駄目でしょう。
 ベガルタは今年序盤のラフプレー連発が修正されて充実の一途で首位街道まっしぐら。夏場を凌げば、本格的に戴冠も見えてきます。