2012年 J2リーグ 第17節 横浜FC対ロアッソ熊本(2-0)
今期の横浜FCは引かない相手を崩すのを苦手としています。
2トップが両方ともセンターフォワードで相手を背負うプレーは得意ですが、スペースに走るタイプではありません。しかも中盤の攻撃を担うサイドハーフが両方ともドリブラー。誰もフリーランで裏を狙うことが出来ないのです。
この試合はロアッソ3バックに2トップのポストプレーが封じられ、高めに設定されたディフェンスラインの前に攻めあぐねました。
しかし、前半終了間際にセットプレーから先制すると横浜FCが輝きます。守りでも攻めでも極力フォーメーションを崩さずシンプルに2トップのパワーを生かすスタイルは0-0・1-0のゲームでは相手のカウンターを受けることが少なく有利なのです。
相手に攻められても落ち着いて守備のバランスを崩さず最後に勝つ。昇格した2006年を思い起こさせるには十分です。
しかし、勝利後のインタビューで「サポーターに向けてメッセージを一言」は便利ですが、余りにも味気ないのでは。