こんなマッチメイク、10試合やっても強化にならない

 サッカー 国際親善試合 日本代表対アゼルバイジャン代表(2-0)
 現在のサッカー日本代表のレギュラーを答えてくださいと質問されたら、ある程度知っている人は、GK川島、DF内田・吉田・今野・長友、ボランチ長谷部・遠藤、二列目岡崎・本田・香川、トップ前田と答えるでしょう。
 おそらく、怪我人が出なければ最終予選の初戦はこのスタメンだと思います。しかしこのメンバー、2011年1月のアジアカップ優勝メンバーのレギュラー選手から変わっていないのです。一年半近く経つのに新陳代謝が上手く行われていません。
 サブメンバーはある程度変わっていますが、どの選手も「レギュラーの替わり」止まりで、「どうしても一点取りたい」、「どうしても守りたい」という場面で起用に答えられそうにない。状況打破用の選手はハーフナーだけでしょう。宮市?Aマッチ1試合の19歳の選手に背負わせるのですか。
 はっきり言って、この一年半強化が進まない理由はこんな実りの少ないマッチメイクばかりしている日本サッカー協会の怠慢です。
 今日の試合も、結局海外組のチェックだけで終わってしまいました。ほとんど攻めてこない相手ではセンターバックのバックアップである伊野波・栗原、ボランチの細貝を失格と評価するのは酷です(そんなに悪くなかったと思います)。
 本戦まで後十日。今さらチームが急激に強くなるとも思えないので、コンディションを良くするしかありません。このままでは一敗してパニックなった時、替わる選手がいない事態になりかねません。