うん。入れるべきではない。

 アニメ・輪廻のラグランジェ、物語の第二のポイントとなる第六話まで終わり、さくさくしたロボの動きとキャラ造形の上手さに素晴らしい30分を味わいました。
 スタッフが「この作品には恋愛要素を入れない」とインタビューかネットで発言していましたが、ようやく納得。だってこれは主役のまどか・ラン・ムギナミの友情の話ですから。時々入る百合要素はあくまでもお遊びで、今は三人の想いのぶつけ合いが中心です。
 そしてこの作品における主人公の恋人は搭乗ロボット「ヴォクス」でしょう。ヴォクスは侵略宇宙人のロボットを遙かに超える性能を持ちますが、パイロットの証である「メモリア」を持つ人間にしか動かせません。
 このメモリアの位置がなんというか言いにくい箇所に付いていたり、パイロットスーツが搭乗時には肩から背中・腿の部分が消えたり、気持ち次第で変形したり機体の粒子が増えたりと、どう考えても…の隠喩でしかないと思います(そうとしか考えられない)。
 これでようやく全体の四分の一。まだ楽しませてくれそうです。今後もまどか・ラン・ムギナミの友情をベースにお願いします。というか、人間の恋人が出てきたら私はこの作品を見なくなると思います。