もはや過去の話

 サッカーロンドン五輪アジア最終予選 日本U-22代表対マレーシアU-22代表(2-0)
 マレーシアのFIFAランキングはどう考えても過小評価だと思います。ただ単にお金の問題で対外試合をやれないだけでしょう。
 マレーシアは安易に守備ブロックを低く構えるのではなく、ラインを高く保ってコンパクトにした4-4-2(似非4バックの5バックではなく、選手がピッチ上に均等に並んだ本当の4-4-2)。しかもただ選手がいるだけではなく要所要所で体を張るし守備のアタックとカバーのアプローチもしっかり。しかも1点取られても無理攻めはせずにチャンスを待つ。
 一時代前ならともかく、世界中でスペインやイングランドの先進サッカーを衛星放送で見ることが可能なこの時代、戦術が不整備なチームが最終予選まで残るわけがない、と感じました。後半のマレーシアはそこまで力の差はない。守備は守れるし、パスも回せる。チャンスはある。という自信を持ったプレーが見えました。
 日本代表は少し運動量が少なく、ゴール前に詰める選手が少なかったし、クロスの精度もいまいち。試合後インタビューで「今日の自分たちのサッカーはあまり良くなかった表情」をしていたのには安堵です。