特撮 仮面ライダーオーズ
放送2010/09/05〜2011/08/29 全48話 評価7.0（10点満点6点が及第点）
面白い一年でした。2010年末までのオーズ編、2011年始からのバース編、悪夢の様な仮面ライダー放送1000回記念から切り返してのアンク編。後半になっても全く飽きさせない「素晴らしい！」展開。
だからこそ終章となる41話から最終話までの今までの流れを切ってしまうようなストーリーは残念でなりません。完全復活したグリード(敵幹部)との決戦ばかりで正直うんざりでした。なんでもない普通の人が自分の欲望の中で右往左往しながらそれでも生きる姿こそがオーズの本当の形だったのに。
また、震災の影響で1話短くなった影響かラストがかなり急ぎ足になってしまったのも仕方がないとは惜しい。
鴻上ファウンデーションの本当の目的を意図的に説明しないまま終わったのは平成仮面ライダーお馴染みの「完全に伏線を回収しないまま終わる」のを踏襲したのか、鴻上会長はメダルを集めて一体何を目指していたのか、永遠に語られない謎として残りました。おもちゃ売るための「トライドベンダー」・「CLAWs・サソリ」の出番が少なかったのも平成お馴染み(見せ場はありましたけど)。
40話までの出来が圧倒的だったからこそ、ラストが凄い残念でなりません。今回のシリーズはそれに尽きます。
