最低ですね

 今日の日本経済新聞の15面の発亥氏のコラムは最低でした。
 「大学を人材育成の場とせよ」というタイトルですが、「大学生は社会のゴミだ」とすら取れる内容です。これでは本当に授業に出て、懸命に勉強している学生に対して失礼ではないでしょうか。バブル時代の学生も大学紛争時代の学生も勉強していない代名詞でした。つまり日本人は半世紀近く勉強していない事になります。
 そもそも「国際的に通用する人材」ってどういう人の事を言うのですか。そして、そういった人材が集まれば世界は本当に上手く行くのですか。多分世界一(少なくとも私より勉強している)の人材が集まる海の向こうの政府や銀行の人もたかが株安や不況一つ止められない。
 それに、大学生が本当にゴミで大学の勉強が何一つ役に立たないのならばなぜ、利益社会である企業(特に大企業)は高校生を積極的に雇わないのでしょうか。四年間たっぷりと仕事の訓練をさせて、しかも生涯賃金はゴミ大卒よりも安くて済む(差別的な書き方なのは承知してます)。
 そもそも人間を人材と言うのはいかがなものか。発亥氏は「若いゴミ人材は所詮お金を生み出すパーツだ。まあ、ゴミパーツも質を少しは上げないと話にならないけど」という考えの持ち主と私は判断します。
 私はあなたのためには勉強したくありません。