両チームとも苦しい

 2011年 J1リーグ 第10節 名古屋グランパス清水エスパルス (1-1)
 永井のスピードを活かし名古屋が幸先良く先制したにも関わらず楢崎のあまり見ないバックパス処理のミスで清水が同点に追いつくと、両チームの苦しい台所事情が浮き彫りになりました。
 名古屋はけが人で一チームできるような状態。特にインサイドハーフ専門家が中村直志しかいない状態で本来アウトサイドの藤本を中心に全体がとても窮屈なプレー。これでは自慢のサイド攻撃も光りません。
 清水はまだやれることとやりたいことの整理が出来ていないのでしょう。チームの幹であるボランチが毎試合変わるのもその現れです。結果的に大前・高木の単独サイド攻撃に頼るしかありません。ただセンターフォワード伊藤翔がかなりプレーの整理がされて一点決めれば楽になって得点量産も期待できます。
 苦しい中で分け合った勝ち点1が妥当なゲームでした。