一瞬だが

 アニメ放浪息子の第四話「私の名前をあげる」のユキさんの「自分の身は自分で守りなさいよ」のシーンは名演でした。
 ほんのちょっとしたやりとりなのに、その人の歩いてきた道のりの苦しさが凝縮されて、声優の本田貴子さんの技術に巻き戻し連続です。


 しかし、ヒロインの高槻さん。ちょっと主人公の二鳥君こと、にとりんに対して酷いと思います。
 小学校時代に告白したにとりんをフったにも関わらず、彼の好意に甘えて、挙げ句の果てに「私の名前をあげる。だからあなたの名前をちょうだい」はないでしょう。
 にとりんが高槻さんの好意に甘えているように見えて、本当は高槻さんがにとりんに甘えているのを見るともう一人のヒロイン千葉さんの怒りの方に共感できます。