特撮 仮面ライダーW
放送2009/09/06〜2010/08/29 全49話 評価9.0(10点満点6点が及第点)
最高の一年でした。クウガ・龍騎・電王に匹敵するシリーズとなりました。
2話完結型のストーリーとわかりやすく、でも社会の暗部を描いた深いストーリーはまさに平成ライダーの2週目の1本目にふさわしい。主人公の左・フィリップ・照井のキャラクター造型も一文字・本郷・風見を明らかにイメージしていて、「これは仮面ライダーの新シリーズなんだ」という製作者の意思が見えます。
また、今作が平成仮面ライダーにありがちな「意図的な伏線未回収」を行わず、しっかりと話を終わらせて、疑問が残らないようにしているのも好感が持てます。終盤に登場したけれど、組織の末端しか見えなかった財団Xの話は冬の劇場版に残しているのでしょう。
おもちゃを売るためだったリボルキャリーやハードタービュラー・ハードスプラッシャーもある程度は見せ場があって一安心。
なにより、ちゃんと最終話が最終話になっていて良かった!大満足!
最後に、次作OOOにはかなりプレッシャーになる出来ですが、2週目の2作目としてどんどんチャレンジしてほしいですね。