私が悪くともここで一回まとめておきたい

 私の母の調子の下降の始まりは今年の四月でした。曰く、弟の就職活動が上手くいっていないとのこと。
 「あんなに頑張っているのに可愛そうで…」と私に涙ながらに訴える姿を見て、私は「就職活動が上手くいかないのは当たり前。この人は泣かれる弟の気持ちを考えてるのかな」と思っていました。
 弟は程なく就職も決まり、これで一安心と思っていたらこれからが大変でした。
 母の様子が急変し、倒れたは六月の始め。ただ突然ではありませんでした。それまで毎日のように倒れる倒れると叫んでいたのですから。
 それから母の毎日は変わったのでしょう。今まで出来ていた家事が出来なくなってしまったのですから。ですが、家事を私がやろうとすると「私がやる。あんたのやり方は気に入らない。」と固辞し、一日中、小声で何かをブツブツ言うようになりました。
 日常の家事は父がやるようになりました。さすが20台の頃は一人暮らしをしているだけあり、40年以上経った今もかなりの腕前です。しかし、やはり自分以外の人間がやるのは気に入らないのか、母の文句は止まりません。一日中、父の行う家事にケチをつけています。
 母が「私は病気。私は病気。」と吹聴するたび、私は自分が精神的に苦しくてクリニックに通い、抗うつ剤睡眠導入剤を購入始めた頃、母の言った言葉が未だに忘れられません。「あんたは病気だね。病気のフリをする病気。」こんなに酷い言葉があるでしょうか。
 病気ならば床に伏せて、家族に任せれる所は任せればよいものの、それすらせずに煩わしいイチャモンの連続。聞かされる方はたまったモノではありません。
 と、今はこの辺りなのですが、少し自分勝手に書きすぎたですょうか。