それでも言いたい。言わなくてはいけないと思う。

 私にとって日経電子版は仕事のお供。仕事時間より電子版を見る時間の方が長いくらいです。しかし、その中にどうしても府に落ちないコラムがありました。無料版なので全文を読んでいないので私の勘違いかも知れませんし、そうであって欲しいのですが。
 そのコラムでは有名企業の社長さんは「日本の法定休日は多すぎるのではないか?」という意見を書いていました。
 しかし、検索サイトで「その有名企業 過労死」と入れてみたら見事に引っ掛かりました。曰く、過労死した社員は月間100時間の残業をこなしていて、遺族が訴えて示談金を有名企業が払ったとのこと。
 これはどういうことでしょうか。社員をそれこそ本当に死ぬまで働かせた企業の最高責任者が「休日多くない?」というのは私の理解力ではどう考えても矛盾します。それとも国際競争力を維持するためなら社員が死んでも構わないのでしょうか。
 私はその社長の半分も生きていませんし、彼ほどの生きた証を残すことも出来ないでしょう。だけど、これだけは断言できます。「あなたにそれを言う資格はない」。