強いものが勝つんじゃない。勝ったものが強いんだ。

 題名のセリフは浦和レッズのある選手が優勝した2006年シーズンに言ったセリフです。
 確かにこの時のレッズは個性的な選手が活躍して、負け試合を強引に勝ちにする楽しいチームでした。
 だけど、その代わり出来不出来が激しく勝ち試合で負けてしまう。2007年シーズンのラストはまさに勝ち試合で負け続けて優勝を逃したのです。
 しかし、今日テレビで見た浦和レッズはどうでしょう。いい意味でも悪い意味でも「普通」になってしまいました。
 アクやムラの強い選手が抜け、チームプレーの上手い選手が普通の戦術を基に試合をする。しかし、これではチーム力が(コンディション等含め)劣っている場合に勝つことは困難になります。
 今日は「比較的」マリノスのチーム力がレッズよりも良かった。(基礎チーム力はレッズの方が上ですがマリノスの山瀬・渡辺両選手の調子が非常に良かった)。
 それでは勝つことは出来ません(06・07年はそういう試合も無理矢理勝ってた)。
 今のレッズは大体、「相手より強いから勝ち、相手より弱いから負ける」状態になっています。ただこのようなチームが優勝するためには当然一番チーム力が上でなければいけません。
 浦和レッズのチーム力はどう考えても鹿島や清水より上ではないでしょう。今年や来年にあっさり優勝は出来ないと思います。サポーターがそれを許すかどうかは別にして。