アニメ ef - a tale of melodies.
放送2008/10〜2008/12
評価9.0(10点満点6点が及第点)
前作の評価の高さのため、抵抗のあった第二期ですが、フタを開けてみれば前作に負けず劣らずの最高傑作。第5話までで前作の「その後」をカバーした後は、昇格ヒロインたちの独壇場です。
確かに物語の中盤の優子嬢の振る舞いはあまり見ていて良いものではありませんでした。しかし、それはラスト3話の素晴らしい着地のための偉大なる前振りだったのです(だけど義兄の行動は絶対に肯定出来ませんが)。
前作では「崩れ落ちる女性を野郎どもが救う話」でしたが、今作は「崩れ落ちる野郎を女性が救う話」と見事な対比。その象徴が笑顔を忘れないミズキの存在で、その理由となるミズキ編と優子編の2つの別の物語が実は一本の線で繋がっているという10話〜11話の演出は圧巻。
始まる前の杞憂はもはや過去の話。前作で唯一不満の残ったラストシーンも今作での不満はもはや一欠けらもありません。
どんなに「オタク」と蔑まれてもこんな作品を見ることができるのだから、やっぱりアニメを見続けるのはやめられない。
追記ですが、まだ「efシリーズ」で商売する気力があるのならばぜひ、今作で貧乏クジを引いてしまった泉部長と凪お姉様をヒロインとして続編を作って頂きたいと思います。
http://d.hatena.ne.jp/tatthi/20081118
http://d.hatena.ne.jp/tatthi/20071223