横浜FC前半戦総括07

 今日は横浜FCのイベントに行きました。内容の方は、毎年毎年縮小化しているような気がします。

 今年の横浜FCの総括をしてみたいと思います。
 その誕生の経緯や久保選手・奥選手といった元日本代表選手の補強で、一躍メディアからの注目を浴びた横浜FC。しかし、第2節の横浜F・マリノス戦に勝ってからは一向に勝ち星に恵まれませんでした。また、期待していたはずの元日本代表勢や外国籍選手が怪我でほとんど戦力にならなかったのも問題です。今年の補強で戦力になっているのは、両サイドの和田選手・ボランチの根占選手くらいではないでしょうか。
 その後、平本選手や山田選手などの補強である程度、勝ち点を稼げるようになったのですが、それもやはり付け焼刃に過ぎず5連敗という形で中断期間を迎えてしまいました。
 もちろん補強は必要です。しかし、予算が足りないためか外国人選手もどちらかというと「将来活躍する」選手ばかりの補強で、即効性については正直なところ疑問がもたれます。
 横浜FCが勝てないのはJ2では絶対的な守備力を誇った「ハマナチオ」がJ1では通用しないのが負ける理由だとよく言われます。しかし、それは違います。横浜FCが勝てないのは攻撃時に前線でターゲットになる選手がいないため、DFラインで不注意なパスをしなければならないのが理由です。もう少し攻撃時にシュートで終わることができれば話も変わるのですが。
 もちろん、横浜FCの残留は極めて難しいことは事実です。よほど全てが上手く行かない限り降格でしょう。しかし、大分トリニータ戦のように前線からのプレスと中盤のパス回しが上手く行った試合もあります。希望を捨ててはいけません。
 横浜FCはこの8年間で目標を叶えるため多くの物を犠牲にしてきました。その犠牲を忘れるような試合だけはして欲しくありません。