日本サッカーは10位以内を目指す必要があるか?

 日本サッカーの上層部の方々は、「日本サッカー」を世界で10位以内にするのをできるだけ早くしたいらしいです。
 
 しかし、そんなに早くできるものでしょうか。私はむしろ、今はリーグなど地盤を強化するべきだと思います。なにより優先すべきはJリーグ(J2を含めて)全チームが選手にそれなりの給料を出して、チームが黒字になることです。赤字が全て悪いとは思いませんが、万一チームが潰れた際に救ってくれるスポンサーはあまり無いと思いますので、赤字を出すのはまずいでしょう。

 「底辺が広がってもトップが強くなるとは限らない。でも、トップが強くなれば必ず底辺は拡大する」のは事実かもしれません。しかし、実際問題として日本サッカーのトップは明らかに停滞気味です。リーグの中心選手が海外に移籍する心配があまりない今こそ、リーグやユースのシステムを再調整する絶好の機会ではないでしょうか。

 健全・健康なリーグ運営、下手に規模を追わずにゆっくりと身の丈にあった成長をするのが今求められているのではないでしょうか。