来期の補強

 横浜FCはJ1昇格を果たしました。

 とはいえ現存戦力のままJ1に挑んだとしても、ぶっちぎりの最下位になることは予想に難しくありません。そのためとにもかくにもJ1から降格しないような補強が必要です。

 補強ポイントはやはりセンターラインに絞られます。
 まずは広野選手が退団したことで手薄になるGK。菅野選手はJ2屈指のGKで日本代表入りすら期待されている選手ですが、もしかしたら引き抜きなども考えられますので、中堅選手を入れる必要があると思います。
 次にセンターバック横浜FCの勝負の鍵を握るのは、J2、48試合で32失点しかしなかった堅牢な守備「ハマナチオ」です。それはJ1でも変わらないと思います。しかし早川選手・小村選手・室井選手は30歳を越すベテラン選手(早川選手は来年30歳)。ボランチ兼務のチョン・ヨンデ選手を含めても決して層は厚くありません。ここで2年目の秋葉選手が成長してくれれば良いのですが、競った試合展開で若手選手を使う余裕はあまりないと思います。
 次はファーストボランチ(守備的MF)です。消耗度の激しいポジションですが、センターバック兼務のチョン・ヨンデ選手と大ベテランの山口選手の2人のみ。今期でも2人が両方とも出れない試合は相当苦しい試合をしていました。
 そして最大の問題はFWです。城選手・アレモン選手・北村選手が退団したことにより、現時点のFWはカズ選手と新人の難波選手のみ。もちろん2人とも高い能力は間違いないのですが、同じタイプの選手で、ポストプレイヤーがいません。高木監督は外国人FWを1人、日本人FWを2人補強をフロント側にお願いしているそうですが、これについては全く異論がありません。できれば背の高い選手が入ればよいのですが。

 センターラインさえしっかりすればサイドの選手はそれなりに揃っているので何とかなると思います。ただし、これらの選手は多くのクラブから引き手あまたのポジションばかりです。上手く補強が出来ればよいのですが。