2017年 J1リーグ 第33節 浦和レッズ対川崎フロンターレ(0-1)
浦和レッズはACL決勝から6人メンバーを変更しましたが、そこまで悪いサッカーではありませんでした。
休養十分なフロンターレ相手にボールを保持して攻めるシーンも多かった。だけど、パスが一つ多かったり、ドリブルを一拍多く入れたり、出したボールが短かったりで得点になりません。
フロンターレは後半ラストには足が止まる選手が増えて、ふらふらになりながらも前半に上げたゴールを守りきって勝ち点3。
これでアントラーズが引き分けでフロンターレが勝利したら、フロンターレが逆転優勝になります。アントラーズが絶対有利なのは変わりませんが、奇跡も十分あります。
なによりアントラーズは同じ様な形で2007年に逆転優勝しているからです。今度はフロンターレが同じ事をやる可能性は否定できません。
もつれる
2017年 J1リーグ 第33節 鹿島アントラーズ対柏レイソル(0-0)
この試合で勝てばJ1優勝のアントラーズ。ですが、レイソルの意地が阻みました。
レイソルは2011年のJ1優勝時のダブルボランチ大谷・栗澤のコンビが先発。今期は栗澤は若手起用のためほとんど出番がなかったのですが、この大一番での先発で好プレー連発。いや、大谷・栗澤コンビは際立ったプレーをする訳ではないのですが、しっかりとスペースを埋めてシンプルにパスを出すというプレーを愚直に続けられるのですよね。
しかも今日はレイソルGK中村、右サイドの伊藤・小池のコンビが絶好調。中村はアントラーズのシュートをことごとく防ぎ、伊藤・小池は守備ブロックを容赦なく切り裂きます。アントラーズとしてはもう今日の引き分けは仕方がないよね、と諦めざるを得ないくらい充実したレイソルのプレーでした。
アントラーズの足踏みですが、29日にフロンターレが負けか引き分けで優勝が決まる有利な状況は変わりません。しかしフロンターレが2勝でアントラーズが次の試合で引き分けという展開は十分ありえます。しかもアントラーズの最終節は好調なジュビロ。
とにかくこの試合はアントラーズはレイソルが良かったと早めに消化して次に切り替える事でしょう。
浦和バカ一代、ここに極まれり。2回目。
2017年 ACL 決勝2ndレグ 浦和レッズ対アルヒラル(1-0)
アルヒラルがとにかく強くセカンドボールを取られすぎ。レッズはひたすら相手のシュートに体を張るシュートブロックを繰り返すばかり。
だけど、ゴールを決めないと負けるという状況になって後半も半ばになると、どんどん追い詰められていくのですよね。シュート精度がみるみる下がっていくのです。
そして前がかりになった所にカウンター。これで勝負ありでした。
レッズは長年の苦しみがようやく報われる瞬間を迎えました。去年もJリーグカップを優勝していますが、今期のACL優勝は桁違いですよね。
さてペドロビッチ時代が終わり、堀暫定監督(2回目)の元でACL優勝を果たした浦和レッズ。戦術を微調整して栄冠を勝ち取ったのですが、来季は一体どうすれば良いのでしょうか。
堀戦術を一年実行するにははっきり言って選手が足りません。あまりにもペドロビッチ監督に適応した選手ばかり集めたからです。
今のままではツギハギも来年の半ばくらいまでしか持たないでしょう。いかに効果的な補強が出来るか、浦和レッズの次は黄金期になるのか衰退期になるのか停滞期になるのかは今シーズン終了後の補強に掛かっています。
好きにするって大変な事
今更ながら夏休みをようやく貰い、今日は新海誠展に行って来ました。しかし、平日なのに人がわんさか。平日の昼間から一体みんな何をしているのか(私含む)。
子供騙しだろとか行く前は思っていましたが、実際はきちんとした展覧会で、アニメ製作がどう行われているのかが図解で示されて、一人でやっていたアニメ製作がどんどんチーム作業になっていく姿が見えて来ます。作品を重ねるごとにチームが大きくなり新海誠監督自身の個性が良くも悪くも丸くなっていく。その過程を楽しむ展示会です。
展示物を見ていて、「好きにする」や「自由に表現する」事は難しいと感じました。秒速五センチメートルのラストシーンの衝撃は本当は真逆の意味を込めたものとの事でしたし、自分が作りたいものを作った星を追う子どもはあまり評価されなかったり。
君の名は。が本人の想定を遥かに超えた売り上げを上げてしまったため、もう新海誠監督は自分の作りたい作品を自由に作る事は出来ない様な気がします。
展覧会のラストの映像では今までの新海誠作品のテーマを上手くまとめて感嘆。これを見ただけでも価値がありました。
アントラーズ有利は変わらないけれど
2017年 J1リーグ 第32節 川崎フロンターレ対ガンバ大阪(1-0)
ここに来てようやくベストメンバーが揃ってとにかく三連勝で奇跡を待ちたいフロンターレとけが人だらけで今期で長谷川監督の退任が決定しているガンバ。
試合は圧倒的にフロンターレペース。いつものパス回しでシュートの連続。しかしガンバのGK東口が絶好調でなかなか決まらない。
引き分けでアントラーズ優勝が「ほぼ」決定か、と思い始めた後半37分にようやくフロンターレのエウシーニョがゴールを決めて一安心。
ガンバは2014年のトリプルは一体どこに行ったのか、と思うくらい酷いサッカー。かろうじて4-4-2のブロックを作ることは出来ていますが、攻撃時に前線でボールが全くキープ出来ません。有望な若手もまだこの場面で活躍するには経験不足。
来季は新監督の下でチームの作り直しでしょう。幸運な事にある程度の基盤はあるのですから少し戦術を整理するだけで、一気に上位進出も不可能ではありません。
盛りだくさんな日曜
映画 ご注文はうさぎですか?? 〜Dear My Sister〜
評価7.5(10点満点6点が及第点)
2014年、2015年に放送されたアニメシリーズの続編です。
今回は原作のココア帰郷編をベースにストーリーを構築(劇中はおそらく夏休みの設定)。
内容はいつも通りのごちうさ。いつものメンバーがいつもの掛け合い。今回は姉妹がテーマであって、ココアとチノ(妹、といっても下宿先の娘さんを勝手に妹扱いしているだけだが・・・)、ココアとモカ(姉、こちらは実姉)の絆をフォーカス。
口では嫌がっている様に見えて、実際にはココアを大切に思っているチノとそれを優しく見守る友人達と父、祖父。姉に憧れて暴走するココアとそれを優しく見守るモカと母親。全く持って優しい世界が続きます。
雑誌まんがタイムきららの二枚看板、「ご注文はうさぎですか?」と「きんいろモザイク」の2作はアニメ1期、2期共に大ヒットでスペシャル版の上映・販売で一応「アニメ版はここで完結してもとりあえず問題なし」という段階には持って行きました。
アニメ3期を放送するにはストックが少し足りませんし、ごちうさのリゼ・きんモザの綾役の種田梨沙さんも病気療養から辛うじて仕事復帰している状態です。いつか万全の体制での両作品の3期の放送を望みます。
特典のミニ色紙は千夜。個人的には一番好きなキャラだったので笑いが止まりません。
2017年 J2リーグ 第41節 横浜FC対ファジアーノ岡山(1-1)
横浜FCのホーム席は何と売り切れだったため、ファジアーノ側で見る事に。私は実家の実家が岡山のため、そこまでアウェイ席に座るのも抵抗がなく、むしろ日陰に隠れてピッチも近くホームより遥かに見やすかったくらいです。何よりサポーターが荒れていない。
試合は前半は横浜FCが優勢。新監督になり今まではブロック守備から佐藤・中里のダブルボランチ中心にショートパスで攻めるサッカーでしたが、プレッシングからのショートカウンターにさじ加減を調整。エース・イバのゴールで先制します。
しかし、後半途中にファジアーノが長身FWオルシーニを投入してからは流れが一変。横浜FCは右ウイングに入ったオルシーニへの高いボールに上手く対応出来ません。
それでも何とか守って守って、逃げ切るかと思ったらロスタイムに失点して逃げ切り失敗。横浜FCはこれで僅かにあったプレーオフ進出の可能性が完全に消滅しました。
横浜FCは今年は勝負の年でした。主力選手を残留させ、J1で実績のあるヨンアピン、シーズン途中にはJ1MVP経験のあるレアンドロドミンゲスまで補強しました。
序盤戦は首位に立ち、今年こそはと思ったのですが、何回かあった不調のタイミングを手早く切り勝ち点を安定して稼ぐ事が出来なかった事が痛かったです。
来季はおそらく主力選手は移籍するでしょう。イバ・ヨンアピン・レアンドロドミンゲス・佐藤・中里・ジョンチュングン。J1でも下位ならやれそうな選手は結構います。
個々人はJ1でも通用しそうなのに昇格出来なかったのは悪い流れをチームで切ることが出来ず、流れを変えるため新しい選手を起用しようにもレギュラーとバックアップの実力に差があり、レギュラーがいなくなる、特にイバとヨンアピンがいなくなるとチーム力が一気に下がるからです。
来季の期待の選手は石井と新井。石井は右サイドバックとボランチを遜色なくできる選手。新井は右サイドバックが本職ですが、左サイドバックもまずまずこなせます。毎年書いていますが、若い選手をどんどん起用しないとチームとして成長する事は難しいですよね。
腹をくくれますか?
サッカー国際親善試合 ブラジル代表対日本代表(3-1)
日本代表は現時点でのベストメンバー。この試合でどれだけ世界のトップと戦う事が出来るかを見たかったのですが、早い時間帯にPK取られたら試合になりませんよね。
単に相手が力を抜いてやっていた部分もありますが、後半は確かに内容は良くなりました。やはり運動量を増やしてボールを奪うスタイルが出ないと格上相手では厳しい。
ワールドカップ本戦では日本より弱いチームと対戦する事は間違いなく無いのですからどれだけ腹をくくって戦う事が出来るか。今日みたいな立ち上がりでは三連敗必死です。
ワールドカップメンバー発表までは後6試合(ベルギー戦、12月の東アジアカップが3試合、来年3月に2試合)。もう時間がありません。
ドラマティック病の川崎フロンターレ
2017年 ルヴァン杯 決勝 セレッソ大阪対川崎フロンターレ(2-0)
フロンターレらしい散り方でしたね。結果的にファーストプレーで失点したのが全てになってしまいました。
ボールを繋いで崩すフロンターレにしっかりブロックを作って守るセレッソという構図がロスタイム含めて90分以上続くのですが、フロンターレは得点を取れそうなチャンスをほとんど作る事は出来ませんでした。時間が経つにつれてどんどんパスが乱れていくのが妙に印象的。
最後まで集中を切らさずに守りきったセレッソは素晴らしい。サイドはある程度捨てて中央はしっかりと締める守備は見事。典型的な守備しない選手だった杉本・柿谷・清武といった天才肌組が必死こいて守備をするのを見ると、ユンジョンファン監督は一体どんな魔法を使ったのか。
フロンターレがシルバーコレクターなのは、「ドラマティック病」だからだと思います。勝つ時には思いっきりドラマティックな展開で勝つのですが、負ける時には極端にあっさり負ける。今日も追いつきさえすれば勝っていたでしょう。ドラマティックに。
ドラマティックな勝ち方ばかりしているからドラマを起こさない堅実な勝ち方があまり上手くない。今年は堅実な勝ち方も出来るようになっていたのですが、ここ最近はまたドラマティック病が再発していたので案の定としか言えません。
セレッソはメンツからすればドラマティック病にかかっているはずなのですが、何故か堅実な勝ち。ユンジョンファン監督は一体どんな魔法を使ったのか。
追記ですがフジテレビの実況は妙にうるさく、ただ叫んでいる様にしか聞こえません。もう少しちゃんと実況・解説をしてほしい所です。
苦しむアントラーズ
2017年 J1リーグ 第31節 コンサドーレ札幌対鹿島アントラーズ(1-2)
苦戦が続くアントラーズ。今日も見事に大苦戦。先制するまでに散々苦戦して、先制したのに追いつかれて何とか勝ち越す始末。
とにかく今日はコンサドーレのジェイに苦戦しました。いや、元イングランド代表FWジェイ相手ではどこのチームも苦戦必至ですが。
前からプレスをかけてもコンサドーレの左ストッパー福森からの正確なフィードにジェイが競り勝って展開されるシーンが頻発。コンサドーレはそれしか無いのですがなかなか封じきれない。
アントラーズはいつものフォーメーション、いつものメンバー、いつもの守備、いつものボール運びは出来ているのにいつものサッカーが出来ない、まどろっこしい展開。
アントラーズは盤石ではないけれどフロンターレが見事に引き分けで残り3試合で勝ち点差は4。得失点差を考えれば3.9ですか。2連勝すれば無条件に優勝です。
コンサドーレは残留はほぼ確実ですが、出来ればもう一勝して余裕を持って残留したい。ユース選手を育成しながら地域に根付いたクラブ作りをしているチームだから、何とかしばらくはJ1に残留したい。
ただ、コンサドーレユース最高傑作である西大伍がアントラーズの右サイドバックで長年レギュラーを確保し今日も好プレー連発だったのはちょっと複雑ですよね。
自分でも何故行ったかわからないけど
ミュージックレインフェスティバル 2017
理由は自分でもわかりませんが、ライブビューイングのチケットを購入して見に行きました。
ライブビューイングで私が行った会場は妙にガラガラ、当日券も買えるくらいで、雨の影響がモロにあったと言わざるを得ません。
現代アイドル声優の粋を集めたスフィアとTrySailのライブなのだから、それは完成度が高いのは間違いないのですが、ライブビューイングはカメラが過度に近すぎたり、サイリウムが干渉するカメラワークだったり、ちょこちょこ映す人を変えたりと妙に酔うのが気になりました。
ライブは全体で4時間40分(16時〜20時40分)、珍しいスフィアの歌うコバルトも聴けて、ライブビューイング用に特殊な挨拶を最後に入れたりとライブは満点。しかし、何故急に見に行こうと思ったのか自分でもわかりません。
チケット取ったのも一昨日(20日)の朝でしたし・・・
ライブ後の食事は4年ぶりくらいに、ちょっと辛い思い出のある店に。何で今日行こうと思ったのだろう・・・
雲行き怪しく
2017年 J1リーグ 第30節 横浜マリノス対鹿島アントラーズ(3-2)
怪我人まみれで久々の先発、そもそも久々の公式戦という選手が何人もいるマリノスではアントラーズは止められないだろうと思っていたのですが、いやはや何が起こるかわからないですね。
大雨でピッチコンディションが悪い中、マリノスがCKから伊藤、ディフェンスラインのパス回しをカットして天野と立て続けのゴールで前半14分で2点リード。
そこからはアントラーズがボールを保持していつも通りサイドから攻撃を繰り返して主導権を握り、前半ロスタイムに1点を返した時にはアントラーズがいつもの様に押し切ってしまうという懸念は後半の同点ゴールで確信を持ったのですが、そこからマリノスまさかの勝ち越し弾。
両チーム共、得点はコーナーキックやミス絡みと雨の中でちょっと残念な試合内容になったのは仕方ないとはいえ、やはり良いコンディションの試合を見たかった。
フロンターレが勝利し、アントラーズが敗戦した事で勝ち点差は僅かに2に。フロンターレが絶好調でアントラーズが勝っていても綻びが見える試合内容が多い今、まさかのまさかは十分あり得ます。
マリノスは今日の勝利で3位浮上。去年ベテラン選手が大量移籍してどうなる事かと思っていましたが、効果的な補強と中堅選手(もう若手ではない)の抜擢で堅実な戦いをするチームに。モンバルエツ監督は優秀ではないか、と感じています。
レッズはよくこれでACL
2017年 J1リーグ 第29節 浦和レッズ対ヴィッセル神戸(1-1)
中位で苦しむ両チーム。今日の試合を見る限り仕方がないな、と思わざるを得ません。
レッズは前線の興梠にボールが全く収まりません。システムを4-1-4-1(4-3-3)に変更しましたが、ズラタンを右サイドハーフで起用するくらいなら、2トップにした方が良いのではないでしょうか。
ヴィッセルはポドルスキーが攻撃時にかなり引いて繋ぎに特化。一発で逆サイドまで振るサイドチェンジのキック力は素晴らしいですが、やはり繋ぎの仕事は他の選手に任せたい。
両チーム共悪くは無いのですが、悪くは無いだけで、これでは上位進出は難しい。レッズはACLをよくこのサッカーで勝ち残れているなと感じました。
2017年夏アニメ感想
アニメ レクリエイターズ
放送2017/4〜2017/9 全22話 評価6.5(10点満点6点が及第点)
アニメ製作会社TORYCAの新作はデビュー作アルドノア・ゼロと同じ様に非常に惜しい作品になってしまいました。
アニメやゲームのキャラクターが現代日本(2016年)に現れるというアイデアは良かったですし、ストーリーもそこまで酷評されるほど悪くなかったと思います。
問題だったのは第2部からの新キャラクター組の掘り下げに時間を割けなかった事。また、第1話のOPが最終話のEDとリンクするとばかり思っていたのですが、それが無かった事。
しかし、このアニメ最大の貢献は総集編(13話)でしょう。総集編にも関わらず、新規映像でネタ連発。水瀬いのりさんお得意の「感情はあるのだけど、妙に無感情に聴こえる演技」と相まって大爆笑の回に。
今後、あらゆるアニメ作品の総集編で手を抜くと「レクリエイターズを見習え」となるでしょう。
アニメ サクラダリセット
放送2017/4〜2017/9 全24話 評価7.5(10点満点6点が及第点)
序盤から大量のセリフと難解な言い回しの連続、ぶっ飛んだ展開で付いて行くのが大変だったのですが、12話からの「ONE HAND EDEN」編からはそれまでの伏線を次々と回収しながらクライマックスへ向かう素晴らしい展開の連続。
見た人全員が評価するアニメではありません。序盤で視聴を止めた人もかなりいるでしょう。ですが、こんなアニメもあって良いと思います。
最後まで見て良かった。
アニメ ナイツ&マジック
放送2017/7〜2017/9 全13話 評価6.0(10点満点6点が及第点)
ロボットアニメで定評のあるエイトビットがバンダイ(通称財団B)の予算を使って製作した最新技術のロボットCGのお披露目。ナイツ&マジックを一言で言えばそれだけです。
ストーリーはナレーションでカットに次ぐカット。ラノベ作品は通常ならば3話か4話かけて一巻分を消費するのがセオリーなのですが、2話程度でどんどん終わらせていきます。
というのも、まともなスピードでやっていたら主人公機であるイカルガに出番が無いからです。
中盤から登場したイカルガのCGアクションは凄まじい出来でテレビシリーズアニメーションでは現在の最高峰のものでしょう。
せっかく作ったCGをこのまま眠らせるのはもったいない。2期に期待したいのですが、難しいかもしれません。
アニメ 天使の3P!
放送2017/7〜2017/9 全12話 評価6.0(10点満点6点が及第点)
「ロウきゅーぶ!」作者の蒼山サグの新作です。
前作は小学6年生がバスケをやる話でしたが、今回は小学5年生がバンドをやる話です。
シナリオはロウきゅーぶ!の焼き増し(挫折した人間の再起)ですし、ライブ回以外の作画はかなり酷い時もありました。
それを差し引いてもライブ演出は素晴らしいものでした。
ただ、サブヒロインがほとんどロウきゅーぶ!のメイン声優だったのは、同じ原作者の作品としてもどうかと思います。
アニメ 戦姫絶唱シンフォギアAXZ
放送2017/7〜2017/9 全13話 評価5.0(10点満点6点が及第点)
シンフォギアシリーズ第4期です。はっきり言って、がっくりでした。
ちょっと形が変わっただけでやっている事は3期とほぼ同じ。
敵側も、もっとキチンと掘り下げればもっと魅力的になるはずですが、結局時間が足りず。
更には5期前提のエンディングと、今までのシリーズで積み重ねた良さを木っ端微塵にする出来に。
それでもライブチケット優先券目当てでブルーレイの売り上げは好調なのでしょう。
1期の時には荒削りでも描きたいものがありました。だけど回を重ねる毎にどんどん儲けに走っておかしくなっていく。
ビジネスだから仕方が無いのかもしれませんが、だとしても。